レズビアンには、フェミニンだったり、ボーイッシュだったりと容姿によって、それぞれ違った特徴があります。
フェミニンな人は、女性らしい見た目をしており、
ボーイッシュな人は、どちらかというと男性らしいメンズライクな見た目をしています。
見た目が男性寄りになっているので、どうしても男性に勘違いされやすかったり、
公共の場で女性なのに女性と認識してもらえないといった問題が起きてしまいます。
そこで今回は、レズビアンのボーイッシュな人の身にいつでも起こりうるような、
5つのあるあるについて紹介していきます。
ボイの女性なら一度は経験したことがあることばかりだと思うので、
ぜひ共感しながら見てみてくださいね。
ボーイッシュビアン5つのあるある
レズビアンのボーイッシュな人たちは、日常生活をしていく中で、
勘違いされることも多かったり、ただ自分の好きな容姿でいるだけなのに、
肩身が狭い思いをすることがあったりすることも多いです。
毎日いろんな人に、いろんなことを言われるレズビアンのボーイッシュな人たちですが、
その中でも特に言われることが多い5つのあるあるがあります。
- 同性と付き合っているの?と聞かれる
- 男性に間違われる
- 親に女らしくしないさいと言われる
- 洋服がメンズ寄りになる
- ノンケに男性的な面を求められる
以下で、1つずつ紹介していきます。
自分自身がボーイッシュという人であれば、何度も頷くことができるでしょうし、
周囲にボーイッシュな人がいれば、こんなことを言われていたんだなと感じ取ってあげたり、
もし自分自身が言ってしまったことがあるという人は、注意するきっかけになれば幸いです。
同性と付き合っているの?と聞かれる
レズビアンのボイ女性は、フェムのビアン女性よりもノンケの女性に人気がある傾向にあります。
本人はただ普通に女の子の同性同士の友達として仲良くしているだけなのに、何故か付き合っていると勘違いされてしまうこともあります。
女の子同士であれば友達であっても、自然と距離が近くなってしまいます。
また、女の子でありながら男性らしいボーイッシュな見た目をしていると、女の子が好き、と周囲からも必然的に思われ、距離感が近い女の子がいれば、その女の子と付き合っていると勘違いされることが多くなってしまうのです。
本人同士は、友達としてじゃれあっているのに、そういった勘違いをされると、変な空気になってしまい、交友関係に傷がついたらどうしよう、と考えるボーイッシュさんも少なくはないでしょう。
男性に間違われる
続いてレズビアンのボーイッシュあるあるなのが、「男性に間違えられてしまうこと」です。
それだけ男性的な完成度の高いボーイッシュな容姿と捉えることもできますが、
日常生活を送る中で困ることはいくつかあります。
例えば公共のトイレに入る時や、温泉に入る時です。
これら2つの場合は、どうしても二度見だけではなく三度見されることが多いボーイッシュさんが多いのではないでしょうか。
同じくらいの年齢層の人であれば、あまり大げさに捉えることもありませんが、
年齢層が上の人と遭遇すると、少し驚かれてしまうこともあります。
そういった場合は、わざと咳ばらいをしてみたり、声を実際に出すことで、女性であることを認識してもらうことができるので、
もしも自分のことを男性なのではないか?と怪しんでいる人がいた場合は、咳ばらいをする人もいるようです。
また、温泉の場合は潔く服を脱ぐなど、内面は女性であることをアピールすることで、
変な問題が起きないよう徹底しているボイ女性も多いです。
親に女らしくしないさいと言われる
親世代は、あまりボーイッシュな見た目をしている娘に寛大な心で対応することが難しい人も多く、
両親からもっと女の子らしくするように言われた経験が一度はあるでしょう。
人によっては、見た目がボーイッシュだからといって、男になりたいのか?と考える親もいます。
これも人によって実際はどう思っているのか難しいところではあるので、両親から女の子らしくするように言われたり、
男になりたいのかと聞かれた際は、勇気を出してカミングアウトすることも必要なのかもしれません。
カミングアウトすることが難しくても、自分はボーイッシュな見た目が自分らしいと思っている、などと伝えてみることで両親からの考えも受け取ることができ、自分の気持ちも伝えることができるので、一度向き合ってしっかり自分の考えを話すことも必要なのではないでしょうか。
洋服がメンズ寄りになる
3つめは、メンズ服に寄りがちになることです。
その理由としては、女性の洋服はどうしても可愛らしい系統や、綺麗めの系統の服装が多く、
女性専門にメンズライクな服を取り扱うお店があまりないからです。
最近はメンズのアパレル店だと、小さいサイズを取り扱っているお店も多く、
必然的に女性でも気軽にメンズ服を手に入れることができるようになってきています。
ユニクロなどでも、女性の標準体系ならメンズのS やMでも着られるので、メンズを積極的に選ぶ人も多いです。
ノンケに男性的な面を求められる
見た目がボーイッシュな容姿をしている、ということもあってなのか、
男性の代わりの存在としてのポジションを求められることが多いです。
そのため、
- エスコートを期待される
- 彼女っぽい扱いを期待される
など、ボイ女性なら一度は経験したことがあるのではないでしょうか。
ただ、見た目は男性のようなボーイッシュな容姿をしていても、
内面は女性なので、完璧に男性らしさを表現することは正直難しいです。
そのため、ノンケ女性と付き合った際に
思っていたのと違った・・・
という見た目と内面のギャップによる理由から、
お付き合いをしていてもお別れをすることが多いです。
相手がレズビアンの女性であれば、ボーイッシュに理解があるケースは非常に多いです。
ただノンケの女性の場合は、レズビアンの女性と違って、
そこまでセクマイ界隈に理解がないので、ちょっとした認識のズレが生じてしまうのです。
ボイ女性は特にノンケからの人気が高いので、
男性と話すことが苦手というノンケの人からは特に好意を寄せられやすいです。
だからといって、求められるがままに男性らしさを振る舞うのではなく、
こういう部分も自分だから、とアピールすることで、ボーイッシュな部分だけでなく、
女性的な部分を相手に受け入れてもらうことがとても重要でしょう。
ボイはメンズライクでも女性です
今回はボーイッシュビアンのあるあるをご紹介しました。
ボイ女性はメンズライクな容姿をしていたとしても、内面は女性です。
メイクであれ、ファッションであれ、髪型であれ、決まった形というのは当然ありません。
レズビアンのボーイッシュだからといって、メイクをしてはいけない、ショートでなければいけない、そんな枠組みもないので、
今回紹介したあるあるを言われたとしても、あなたらしさを失わずに日々、生活していったら良いのではないでしょうか。
自分らしさを失わず、ボーイッシュな自分が好き、ボーイッシュな服装が好き、
これらの自分なりの好きを突き詰めていってくださいね。